ずぼら飼育が可能な魚の条件
ずぼら飼育が可能な魚の条件を考察する。
そもそも魚の飼育に必要な条件は
- 水槽のサイズ(生涯飼育可能かどうか)
- 水温の維持(何℃ぐらいが適正なのか?)
- 水質の維持(pHなど)
- エサの確保(肉食魚かどうか)
それぞれ詳しく考察する。
1.水槽のサイズ
水槽は30cm、45cm、60cm、90cm、120cm、150cm、180cm水槽がある。
この数字は水槽の横幅である。
もっと大きいものあるし、小さいものある。
しかし、現実的に家庭におけるのは120cm水槽が限界だろう。
なぜなら水槽は結構重たいからだ。
仮に水槽の奥行が30cm、高さが30cmだとすると、
幅が30cm、45cm、60cm、90cm、120cm、150cm、180cm水槽の順に
水量は27L、40.5L、54L、81L、108L、135L、162Lとなる。
実際の180cmの水槽だと奥行90cm、高さ60cmほどになるので、
水量は満タンすると972L、水槽本体の重さも95kgほどあるので、
重量は合計でなんと1トンは超える。
とてもじゃないけど、一般家庭では無理だ。
床が抜けちゃうよ・・・
現実的には60cm水槽か90cm水槽が選択肢となるが、
それでも水槽と水だけでそれぞれ約60kg、約200kgとなり、
非常に重たい。
(水槽の値段も大きくなるほど高くなるしね・・・)
次は成魚のサイズから考察しよう。
魚と言っても色々な大きさがある。
メダカのように成魚で3㎝程度のものもあれば、
アロワナのように1mを超えるものいるので、
成魚のサイズを考えずに幼魚の段階で買ってしまわないように注意。
最悪の場合、魚のために家を引っ越す必要が出てくるので、
60cm水槽で生涯飼育できる大きさかどうか考える必要がある。
(さすが60kgくらいで床がぬける物件は少ないと思うので・・・)
とゆーわけで、水槽は最大60cmまで。
それで生涯飼育が可能となる成魚のサイズは、
単独飼育で30cmくらいまでだろう。
2.水温の維持(何℃ぐらいが適正なのか?)
ここからは一気にずぼらになる。
水温に関してはずぼらに管理したいので、
今住んでいる物件の最低室温と最高室温の間で飼育できる魚となる。
なぜなら水槽の水温は室温と大体同じになるからだ。
これについてはどこに住んでいるのかによるので一概に言えないが、
5℃以下でも生存できて、30℃くらいまでは耐えてくれるなら、
基本的に日本国内はどこでも大丈夫だろう。多分。
3.水質の維持(pHなど)
塩濃度まで管理するのはとってもめんどくさいので、
残念ながらニモもドリーも飼えない・・・
(そもそも熱帯魚の時点でダメだが・・・)
ほとんどの魚は弱酸性で飼育可能だが、
弱アルカリ性を好む魚もいて、
これだと混泳が難しくなるので、却下。
あとできれば水換えもあまりしたくないので、
糞とか多くしないやつがいい。
それプラス水質の悪化にある程度平気なやつ。
4.エサの確保(肉食魚かどうか)
肉食魚はエサのために、
メダカとか金魚とかを飼わないと行けないので却下。
エサ代もバカにならないしね・・・
市販で売ってるエサで育てられる品種がいい。
以上まとめると、
1.成魚のサイズが20㎝以下で
2.水温が5℃~30℃くらいまでOKで
3.水質の悪化に耐え
4. 市販のエサを食べる
こんな魚達を飼育するというか、
飼育できるかどうか実験していきます。